まだなにも決まっていない blog

まえだ治療院(兵庫県加古川市の整体院)

日本精神医学の歴史③「古代インドのヴィーダ医術と仏教医術」

みなさん、こんにちは、私です。

maedaaaclinic.hatenablog.com

 の続きになります。

 

古代インドの医術はインダス文明(BC2300-BC1500)に始まり、

アニミズム信仰や地母神信仰を基盤とした。

 

癒やしは宗教的・呪術的で、シャーマンによる薬草・呪文(マントラ)の吟唱、

舞踏・心霊術などがあった。

衛生は清めと結びつき、都市の排水処理を発達させた。

BC1500年頃はアシュヴィン(双子の馬神)が医神とされ、

薬草を表す女神が尊敬の対象とされた。

f:id:maedaaaclinic:20210608154113j:plain

古代インドの病気と原因

f:id:maedaaaclinic:20210608140418j:plain


古代インドでは病気とその原因を

・憑きもの(消耗病・熱病・寄生虫病・狂気・便秘など)

・災い(骨折・ケガ・失血・皮膚疾患)

・毒物

の3種類に大別させます。

 

治療には祭官による供犠と呪術が基本であり、

各地を遍歴しながら不特定の人々と接する治療師(医師)は

血や膿に触れる汚れた存在であり、

正当バラモンの供犠からは排除される低い身分とされた。

 

こうした遍歴の治療師とバラモン

クシャトリア出身の乞食(こうじき)の苦行者・修行僧

との交流により、民間医術の蓄積が2つの経験医学の源泉となった。

 

①パーリ律

BC6世紀頃に始まる仏教教団のヴィヤナ(律)「パーリ律」(BC3世紀頃)には

食物・薬の種類や18の病気が取り上げられ、インド最古の医学集典となった。

 

②アーユル・ヴェーダ

経験的医術をバラモンの基準で取捨した正当ヒンドゥー教義としての

アーユル・ヴェーダサンスクリット語で長寿・生命の知)

f:id:maedaaaclinic:20210608153759j:plain

インド医学「三体液説」

f:id:maedaaaclinic:20210608140013j:plain


インド医学の基本的な病因論は3つの悪いドーシャ(体液)

・ピッタ(胆汁)

・カパ(フレグマ・粘液)

・ヴァータ(風)

の単独または組み合わせによって、

体を構成する五大要素

・地

・空気

・火

・水

エーテル

がアンバランスとなり、病気を引き起こすとされていた。

 

初期仏教僧院では病気の僧の看病が戒律に定められており、

看病や医術の実践内容が後の「アーユル・ヴェーダ」の手本

とされたのではないかと推測されている。

 

アシュカ王(BC3世紀頃)

f:id:maedaaaclinic:20210608140435j:plain

アシュカ王の仏教興隆施策は、一般人や動物への医療の提供を可能にした。

富裕な在家信者が寄進した宿泊所や貧者・困窮者・不具者・病人のための

施療院が設置され、慈悲としての医術に秀でた僧医を生み出した。

癒やし(医術)と仏教教団の結びつきは仏教伝播時の資産となり、

仏教教団の医学教育へと発展した。

 

仏教(医術)

f:id:maedaaaclinic:20210608140425p:plain

仏教は1~2世紀頃にはシルクロードで中国へ伝わり、

4世紀頃には朝鮮半島へ普及、6世紀頃に百済の渡来僧により日本へ伝来した。

 

【あわせて読んでね】精神医学の歴史シリーズ

maedaaaclinic.hatenablog.com

続く

maedaaaclinic.hatenablog.com

 

ではまた✋