まだなにも決まっていない blog

全くブログのコンセプトは決まっていませんが更新はしていこうかと……。

とにかく過敏「神経質な性格ヒポコンドリー基調」

 みなさん、こんにちは、私です。

 

ヒポコンドリーとは「心気症」とも呼ばれる心因性神経症です。

自分の健康について「重い病気にかかっているのではないだろうか」と、

必要以上に思い悩んでしまい、頭痛・めまい・胃痛などさまざまな症状があらわれる

病気です。

 

maedaaaclinic.hatenablog.com

 

神経質という言葉は日本の森田正馬氏が提唱した性格傾向であり、

日本で使われる「神経質な人」は正しくは森田神経質といいます。

 

神経質におけるヒポコンドリー基調とは「常に自分の不快や病覚に屈託すること」

つまりは自分にとって良くないことばかりを考えてしまっている人です。

 

この世の全てが怖い

 

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ヒポコンドリー基調の人はとにかく色んなことに恐れて生きています。

 

死の恐れ、疾病の恐れ、毒物に対する恐れ、有害物の恐れ、災害に対する恐れ、縁起担ぎ、不快感覚の恐れ、葛藤の苦痛に対する恐れなどがあります。

これらの恐れに対応して種々の症状が現われます。

maedaaaclinic.hatenablog.com死の恐れには

不安、苦悶状態、心気亢進発作、運動麻痺発作、めまい発作、卒倒しないかという不安が、

 

疾病への恐怖には

結核、梅毒、精神病などの恐れが

 

不快や苦悩の恐れには

頭痛、めまい、頭がもうろうとした感じ、倦怠感、耳鳴り、注意集中困難、記憶力減退、多夢、不眠などの症状がそれぞれに対応して起こってきます。

 

このようにして血行、分泌、消化、性機能のような内蔵機能に関連した症状や感覚器官、運動器官など神経機能に関係する症状が積み重なって、いわゆる神経衰弱の状態が出現するに至る

 

これらの訴えはみな主観的な症状でむしろ頭痛・めまいの「感じ」、

注意錯乱の「感じ」などと呼ぶのが適当な症状です。

客観的には「気のせい」で片付けてしまってもいいレベルです。

 

ヒポコンドリー基調をまとめると

種々の恐れから→心身のストレス反応による症状が現われる。

ただ検査などでは異常が発見されないもので症状は患者の主観でしかない

客観的には「そう感じているだけ」のものとなります。

 

負の悪循環「精神相互作用」 

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森田氏は、このような症状の形成を「精神交互作用」によって説明しています。

「われわれがある感覚に注意を集中するとその感覚は鋭敏になり、鋭くなった感覚はさらにその一点に注意を集中させ、それを固定させることになる。したがって感覚はより一層鋭くなる。」

 

はじめは気にもしなかったことであっても、ふとしたきっかけから、

それに感覚を研ぎ澄ますこと、深く注意を向けることが相まって作用して

悪循環を起こし、ますます強烈なものにしていく精神過程を「精神相互作用」と呼びます。

 

例えば「人前で話すこと」

 

少なからず誰でも緊張を憶えるはずです。

初めてそのような場面を経験した時に「うまく出来なかった」と言うこと、

誰にでも当然のようにあることですし、人前で話すことが慣れている人でも

「今回はうまくいかなかったな」となることは必ずあるはずです。

 

ヒポコンドリー基調の人がこのような体験をすると「非常に苦しいこと」として

「人前で話す事」を恐れることになります。

 

一度そうなってしまうと、「人前で話す事の恐れ」に常に注意を集中させることになり

「人前で話さないといけない」場面になりそうな日常の些細な事にも苦痛を感じるようになります。

 

「人前で話さないといけないかもしれない」という日常の些細な苦痛と

「絶対に人前で話したくない、なぜならうまくいかないから」という恐れが

相互作用によって症状がより一層増悪していきます。

 

ヒポコンドリー基調の人は一度そうなったその症状(考え)に執着し、

自分の中(主観)に取り込んでしまいます。

 

この状態を「とらわれ」と言います。

 

とらわれからの脱却「森田療法」 

 

森田氏の言う神経質は神経病性人格の一部であるが、日本人には比較的多く見られます。

これに対して森田氏が考案したのが「森田療法」です。

 

森田療法は全く何もしない時期を経て軽作業→重作業へと段階的に回復を促していく療法です。

神経質な考えは

思い悩んでも症状が悪化していくだけのことで、なんの問題解決にもなりません。

森田療法はこの精神相互作用による悪循環を断ち「とらわれ」から脱却させるものです。

 

患者の症状を「あるがまま」に受容させ、やるべきことの目的本位、行動本位に実行させます。

 

それにより人間に備わる自然治癒力(常態心理)の発動を促すことになります。

 

少し前に日本でアナ雪が流行りましたよね?

この森田療法が提唱されたのは1919年のことです。

今から100年ちょっと前のことですが、いつの時代も「あるがまま」「ありのまま」

ということが大切です。

 

補足

神経質は日本の呼び名ですが、海外でも似たものがあります。

 シュナイダー氏の人格分類にある「自信欠如者」と「無力者」です。

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「自信欠如者」

 気が小さく自意識過剰、まわりの評価を気に病み、傷つきやすい

自信欠乏者は敏感者、強迫者という2亜型に分かれる

 

「無力者」

何事にもやる気がなく、神経質で、頭が痛いといった症状をすぐに訴える

無力者は神経質者と呼ばれているものに近く、疲れるとすぐに肉体的に不調になる身体無力型と、容易に精神的愁訴を訴える精神無力型がある。

 

森田氏の「神経質」、シュナイダー氏の「自信欠如者」「無力者」を

総合したようでそうでないもの、でも似ているものとして「強迫性人格」があります。

 

「強迫性人格」

几帳面で秩序を重んじ、良心的で責任感も強いが、融通性、柔軟性に乏しく

自己不確実で自信に欠け、些細なことにこだわり、強迫症状を示しやすい人格

強迫性人格は強迫性障害強迫症)になる前の人格と言われています。

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終わり

 

ではまた✋