まだなにも決まっていない blog

全くブログのコンセプトは決まっていませんが更新はしていこうかと……。

トラウマ体験:PTSDと急性ストレス反応

みなさん、こんにちは、私です。

 

PTSD心的外傷後ストレス障害)や急性ストレス反応というのは、

普段日常で感じられるストレスで起こるものではなく、

計り知れないほどのストレスで起こる重度ストレス反応です。

 

 PTSDが引き起こされる状況

 

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生命や安全を脅かす著しい脅威的あるいは破局的な性質のストレスであり、

普段の生活の中で起こるストレスよりはるかに高いストレスである大震災などの自然災害や大火などの人工災害、激しい事故、戦争への参加、変死体の目撃、拷問、テロリズム、強姦などの犯罪の犠牲になることで起こります。

 

ストレスの強さもさることながら、自分がどのように感じたのかという

主観的反応がPTSDの発症につながります。

 

PTSDはストレスを受けてからすぐには発症せず、潜伏期間があります。

そのため名前にも心的外傷後と‘’後‘’とついています。

通常数週間から数ヶ月後に発症し、おおよそ6ヶ月を超えておこることはまれで

PTSDは心的外傷後の心理的/精神的後遺症といえます。

 

PTSDの特徴的症状

 

①再体験症状(フラッシュバック)

②回避/麻痺症状

③過覚醒(覚醒亢進症状)

 

の3群から構成されます

 

1「再体験症状」

 

外傷体験に関する不快で苦痛な記憶がフラッシュバック(侵入的回想)され、

寝ても悪夢という形で繰り返し外傷体験がよみがえり、思い出したくもないのに頭に浮かんでしまう状態です。

 

またなにかしらの刺激をきっかけに思い出された時に、恐怖、パニック、攻撃性などの

心理的・生理的反応が突発的に起こることもあります。

 

2「回避/麻痺症状」

 

「回避症状」は出来事について考えたり話したり感情を起こすのを極力避けようとすることや、外傷体験が思い出される活動や場所や人物を避けようとする。

ひきこもりや外傷体験の一部が思い出せなくなる

 

「麻痺症状」は無感覚状態あるいは感情が鈍くなり物事を楽しめなくなる(アンヘドニア/無快楽症)他人との間に壁ができたような孤独感を感じる、愛情や幸福感などの感情を感じなくなる、将来の人生に対して期待を持てなくなるなどが起こる。

 

3「過覚醒」

 

自律神経過覚醒状態が起こり、不眠、焦燥感、集中困難、恐怖や怒りの爆発、不安、抑うつ、など心理的感受性の高まりによる症状と自殺念慮もまれではない

 

PTSDの経過

 

症状が揺れ動きながらでも多数は回復していくと言われています。

ただまれではありますが、一部は慢性的になり「あの日から人が変わってしまった」と

言われる持続的な人格変化へと移行していきます。

 

PTSDの治療

 

PTSDの治療には薬物療法と心理教育・認知行動療法が用いられます。

 

心理教育ではPTSDの症状の理解を深めていくことになりますが、

PTSDの知識がしっかりとあること、PTSDは回復していくことを知っているだけでも

知識が身を助けてくれ、日常の不安感軽減に有効と言われています。

私が上記に書かせていただいたPTSDの話も覚えていてもらえると、

それは心理教育と同じ効果があります。

 

また認知行動療法ではイメージ暴露法(外傷体験を段階的に慣していく)と

認知再構築(ネガティブな思考を論理的に客観的に有益のある考え方に置き換えていく)が有効とされています。

 

 

急性ストレス反応と心因反応

 

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急性ストレス反応は例外的に強い身体的または精神的ストレスに反応して

即座にないし数分(遅くても一時間)以内に発現し、数時間か数日以内におさまる

著しく重篤な一過性の障害です。

 

ストレスの原因は本人や近親者の安全または身体的健康に対する重大な脅威(自然災害、事故、戦闘、暴力、強姦)など圧倒的な外傷体験であることや、あるいは肉親との死別が重なること、自宅が火災に見舞われることなど本人の社会的立場や人間関係に対する脅威的な変化である場合もある。

 

急性ストレス反応の症状

 

はじめに眩惑状態(意識野の狭窄と注意の狭小化、刺激が理解できないこと、失見当からなる)ののちに、抑うつ、不安、激怒、絶望、過活動、引きこもりなどが見られ、

頻脈や発汗、紅潮などの自律神経症状が見られるものです。

またこの状態の時を忘れてしまう健忘を伴うこともある。

 

ストレスとなるものから避けることが出来れば症状は数時間で消失し、

ストレスとなることが続く場合でも、約2~3日で症状は最小限になります。

 

従来の急性危機反応、戦闘疲労なども急性ストレス反応に含まれます。

 

急性ストレス反応はとてつもなくストレスの大きい出来事あるいは

それが持続するという不快な境遇があった時に一次的に起こり、そのようなストレスがなければこのような状態にはなっていなかっただろうと考えられるものです。

 

 

心因反応

 

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ある特別な出来事や環境の変化のあとで抑うつや不安感、焦燥、錯乱など

さまざまな精神症状が出現し、環境の動きの影響を受けながら症状は変化するが、

一定の期間が経つと消失していくものです。

 

心因反応は環境が原因で引き起こされるものですが、個人の体質的脆弱性やストレス耐性の低さが引き金になります。

 

maedaaaclinic.hatenablog.com

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終わり

 

ではまた✋